今日のいちまい⑭

※金沢 兼六園

この写真を撮った日はとても空気が澄んでいて、園の木々や植物が色彩豊かに一つの景色を造っている様は、昔感じた原風景を想起させました。木々の一本一本がしっかりと主張し、且つ全体にとけ込み水面に映る様は、まるで紫幹翠葉しかんすいようの如しです。

この一枚を見て思ったのは、形、色、種類、大きさがそれぞれ異なった木々が一つのまとまった風景を形造る様子が素晴らしく、私達もこうでありたいと感じたことです。つまり「一人ひとりが自立し、しっかり自分の色を持って生きる。そしてその生きる場所は、思いやりや愛で溢れた調和のとれた世界であることが望ましい」と感じるのです。

もしあなたがそれを綺麗事?!と感じたなら、あなたは残念ながら今生きている世界が思いやりや愛に溢れているわけではないと知っていることになります。そうですね…今の世界は本来の生きる意味とはかけ離れたものになっています。

だからこそ今私達にできることは、自分の色を失わないではっきり輝くことです。はっきり輝く為には、まず食べられること、眠る場所があることに感謝し、必要な時に「ありがとう、ごめんなさい、お疲れ様」等、人に思いやりの言葉をかけること。何にも難しくないですよ! 

美しい風景から享受できることはたくさんあります、恵み                   

ーことはー