※お櫃と握り飯 自宅にて
炊飯器で炊いたご飯は熱いうちに桜の木の皮でできたお櫃に移します。こうすることにより、適度な水分をお櫃が吸収し、時間の経過とともに徐々にその桜の木の皮が吸収した湿気をお櫃内にゆっくりと循環させる為、時間が経過してもご飯がぱさついたり固くなったりしないという利点があります。そして、お櫃の蓋を開けた時ほんのり桜の木の薫りが漂い優雅な気持ちになります。だからこそお櫃ご飯には、シンプルな握り飯が合うと思うのです。
この一枚を見ていると、「シンプルに暮らす」ことから得るものは、たくさんあるのだなあ…と改めて思います。「シンプルに暮らす」というのは、言い換えると「その人自身が描く暮らし、好きな物にかこまれて心が嬉しくなる暮らし」といえるとも思うのです。「(一般的にいう)シンプルな暮らし」が全員に当てはまるわけではなく10人いれば10人の暮らしがあるのです。
自分が好きだなあ、これいいなぁと思った物を使用すれば生活が楽しくなり、その物自体を大切に扱うことにもなりますよね。物の値段は全く関係ありません。なぜなら自分が好きで選んだ物は、ただそこに在るだけであなたの為に喜びを与えてくれるからです。
シンプル=自分の好きな物に囲まれる!心楽しく過ごすひとつの方法。
なんとなく懐かしいお櫃で食べるご飯、いただきます ーことはー