ある程度の年齢になると、人生とは自分の考え方次第で変えられるものだということが分かる
ウィリアム・ジェームズ(アメリカの哲学者、心理学者/1842~1910)
唐突ですが自分と違う意見をもっている他者や、自分と違う考え方で物事をとらえている他者の意見を素直に受け入れられない時、あなたはどう考えますか?
また、自分の発信した内容に対し顔も見えない他者が、心無いコメントを書き込んだ時、あなたはどう考えますか?
少し考えてみましょう!
世間的によく言われる言葉に「十人十色」という四字熟語があります。直訳すると、好み・考え・性質などが、人によってそれぞれに異なること(goo辞書)とあります。自分と全く同じ人はいない。つまり、少し乱暴な言い方かもわかりませんが、自分がもっている好み・考え・性質が誰とでも合うとは考えない方がいいかもしれませんね。
そんな事言ってしまうと、社会生活なんて営めないではないか!と声が上がりそうですが、大切なのはここから先の考え方だと思うのです。
「自分の考え方と合う人なんて誰も居ない」という概念を頭の片隅に置いておいておくと、自分の意見に共感してくれた他者が居る時、喜びはいつもより倍増し、表情も明るくなります。反対に、自分と正反対の意見であなたの事を否定してきた他者が居る時、悲しい・悔しい・腹立たしい等否定的な感情が出現します。しかし先述の概念のおかげで、否定的な感情が半減できると考えられます。
私は、こういったちょっとした考え方の工夫で、毎日が楽しくもなり愉快にもなると思っています。そして、以下の3点を理解しておく事で、さらに他者に対し柔軟な考え方ができるのでははいかと思います。
・自分の考え方と合う他者なんて誰も居ないという概念=ポジティブな明るい感情ととらえる
・違う意見に対しては、肯定も否定もせず、まず考えるきっかけにする
・違う意見の他者を否定(攻撃)していると、自分の心の防衛機能の一つである「取り入れ」という行動に繋がり、他者に対して感じている、または他者に対して発している否定的な言動をそのまま拾い上げ、自分も同じ様に他者に対し否定的な言動を投げかけてしまうといった負の連鎖が起こる事を知る
結局は自分は他者から見た他者でもある為、自分を見失わず、心が許せる人と今の世の中を手を取り合って生きる事ができると幸せですね。
~ことはコラム~
そうですよね。ネットでも否定的なコメントを残す人がいますもんね
そういう僕も日々の生活の中で、腹が立つ事も多いですよ。さすが、見知らぬ人に文句を言う勇氣はありませんが、一人でぶつぶつ言ってますよ
わかります、わかります。でもそういう時って、自分にも嫌な事が起こったりしませんか?(* ´艸`)
そうそう、あります。この間なんか、アイスクリームを買おうとして並んでいたんですよ。そうしたら横入りした人がいて、その人に注意する勇気もなく一人でぶつぶつ心の声を叫んでいたんです。やっと順番がきて、お目当てのアイスクリームを買う事ができ喜んで歩いていた所、なんと縁石に躓き転ぶという結末が・・・( ノД`)
(*´Д`*)あぁ・・それは大変でしたね・・自分が発した感情は自分に還ってくると言いますしね(ポジティブな感情もネガティブな感情も)。否定的な感情を抱いていると、結局自分も悲しい事が起こる・・
そうですね。いつまでも横入りした人に囚われずに、「どんなアイスを買おうか」なんて楽しい事だけ考えて並んでいた方が良かったかもですね!(^^)!それでもどうしても腹が立つ場合は、まず、空を見上げてみてください。怒りの感情が沸き上がってくる時、きれいな空を見上げて怒り続ける人はあまりいませんよね。次に、例えば数を数える、好きな人を想う、笑顔で笑っている周りの人を見るなどして負の感情を断ち切ってみてください。こういう思考を重ねていけば、徐々にポジティブな自分になっていくのがわかります。負の感情をうまくコントロールする事が楽しく生きる秘訣です(^^♪