「今年も暑いね」
最近では、そんな言葉を当たり前のように交わすようになりました。
猛烈な暑さ。
突然の豪雨。
記録的な大雨。
線状降水帯。
台風の大型化や進路の変化。
毎年のように「過去最高」「観測史上最大」という言葉を耳にするようになり、
「昔も暑かったよね」
「昔も大雨はあったよ」
そう思う人もいるでしょう。
もちろん、昔にも異常気象はありました。
でも、一度立ち止まって、数字を見てみてほしいのです。
気象庁のデータによると、全国13地点平均の年間猛暑日日数は、1910~1939年と比べ、最近30年間では約4.2倍になっています。
さらに、1時間に80mm以上の猛烈な雨も、1976~1985年と比べて、最近10年間では約1.8倍に増えています。
これは、単なる「暑い」「雨が多い」という感覚だけではありません。
数字として、変化が表れています。
では、私たちはこの現実をどう受け止めればいいのでしょうか。
「異常気象だから仕方がない」
そうやって終わらせてしまって、本当にいいのでしょうか。
もちろん、ひとつひとつの災害を見て、
「これは○○が原因だ」
「何か裏で起きている」
と簡単に結びつけることはできません。
大切なのは、思い込みではなく、事実を見ること。
そして、
「なぜ、こうなっているのだろう?」
と疑問を持つことです。
情報があふれている今の時代。
テレビが言っているから正しい。
SNSでみんなが言っているから正しい。
誰かが「これはこうだ」と言ったから正しい。
そんなふうに、誰かの答えをそのまま受け取るのではなく、
自分で数字を見る。
複数の情報を比べる。
違和感を持ったら調べる。
それだけでも、見えてくるものは変わってきます。
異常気象という言葉に慣れてしまった私たちは、
もしかすると「異常」に慣れすぎているのかもしれません。
昨日まで異常だったことが、
今日には普通になる。
そんな時代になっているとしたら、
私たちに必要なのは、
恐れることではなく、
現実を見ること。
そして、
「本当にこれでいいのか?」と考えること。
誰かを疑うためではありません。
誰かを責めるためでもありません。
これからの日本で、
これからの地球で、
私たちがどう生きていくのかを考えるためです。
「異常気象」で終わらせない。
見たくない現実から目をそらさない。
数字を見て、事実を知って、
自分の頭で考える。
今、私たち一人ひとりが、
現実を見る時なのかもしれません。
あなたは、最近の日本の気象に、
どんな違和感を感じていますか?